お話3。    11/20/2007
久々に出します。
今回は庭球の千石。
実は私、キヨも好きなんです。
でも彼の解釈がどうも違うんですよね…
私が書くと何故か彼は歪んでしまうんです(遠い目)
でも今回のは本来の彼に近い感じかも、多分ね。
サイトを立ち上げるためにちゃんとしたキヨを目指し書いたので
しかーし、季節無視ですよ〜何せ真夏に書いてますから(苦笑)
もし良ければ読んでやって下さい。









オリジナル女子名→刹那





S u m m e r V a c a t i o n













夏休み。

学校がないから生活リズムが狂う期間。

昼頃起きると太陽はもう高くて地球の温度を上げている。








「はぁ、涼しいなー」


クーラーの風が気持ち良い。

やっぱり夏に外出るのは危険ね。

本気で倒れるかと思った。


「そうだね………………ってかさー何で刹那ちゃんがいるの?」


部屋の主が不思議そうに問う。


「んー避暑?」


適当に返すと彼はガックリとうな垂れた。


「…疑問系な上に微妙に答えになってないし」

「あんまり深く考えないの、それよりキヨ今日のご予定は?」

「何にもないけどなんで?」

「ほら、君がデートやらなんだかあると私また外出しなきゃいけないでしょ?もう暑いの嫌だし」

「……聞かなきゃ良かった……」


すっかり凹んだキヨに少しだけ可哀相になってくる。








本当はね、違うんだよ。

理由はちゃんとある。

……ただ言葉に出来ないだけ。








ひんやりした空気の中での沈黙は落ち着かない。

チラッとキヨの様子を窺うと目が合う。

その瞬間、溜息を吐かれる。

……仕方ない、か。








「夏休みってさ長いよねぇ」


唐突な言葉にキヨは私をじっと見つめていた。

気まずくなった私は背を向けてクーラーに当たる。


「休みがあると何か生活が狂っちゃわない?ほら、例えば学校行かなくていいから夜型になったとか食生活もおかしくなったとか色々」


どうでもいいことばかり話してる気がする。

頭の中、上手く回ってくれなくてぐちゃぐちゃだし。


「だからかな、毎日会ってた人に会わないと……何か変な感じでさ」


普段、口にしない言葉を言ったせいで最後には聞き取れるかわからないくらい小声になってしまった。


またしばらく沈黙が続く。


私にとっては嫌な沈黙でこんなことなら言わなきゃ良かったと後悔していた。

なのに、沈黙も後悔してる頭の中も彼の妙に明るい声で止められた。






「ねぇ、それってさ俺に会えないのが寂しかったって事?」


後ろから抱きつかれて思わず体が固まる。

こんなの日常茶飯事なんだけど慣れないものは慣れない。


「…………」

「そっかそっか、刹那ちゃん俺に会いたくなっちゃったんだー何なら寂しくならないように毎日でも来る?」


完全に調子に乗ったキヨに私は冷ややかな視線を向けた。


「バーカ、誰が寂しいだなんて言ったのよ?そんな訳ないじゃん!ただの気紛れ!」

「またまた照れちゃって!」

「……うるさいっ!もー離してよ!」


バタバタ暴れだした私を止めるようにぎゅっと抱き締められて顔が真っ赤になるのがわかった。






だってこんな風にされたの初めてだから。








「会いに来てくれてありがと、俺も刹那ちゃんにずっと会えなくて寂しかったから嬉しい」


耳元で囁かれた言葉は今まで体験したどんな熱よりも私を暑くさせた。








――――全てが溶けてしまいそうになる。










「明日は一緒にどっか行こうか?もう残り少ないしさ」

「……うん」


素直に頷くとキヨは嬉しそうに笑ってまた抱きついてきた。

今度は抵抗しないでキヨに体を預ける。




…こんな気持ちになるのは暑さのせいなんだから。

うん、絶対そうに決まってる。








でもその暑さは決して嫌なものじゃなくて心地良くて、すごく安心した。





















−−−−−−−−

やっぱり明るいキヨは苦手…;
原作通りにしなければいけないとわかっているのに各キャラにオリジナル設定があるせいでどうもしっくりこないのです。
例えばキヨは『執着』、不二(兄)は『依存』、サエさんは『包容』とかね。

ちなみに現在の本命、柳は『熱情』
柳は心に中に秘められた熱を感じるんですよね〜それが恋により開花。(笑)
ヒロインに散々振り回されてある日突然解放してしまえばいいと思う。
あぁ…柳に迫られたら私、光速で落ちますわ(爆)
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